つつじ動物霊園

臘月三十日

今月は、通常よりも一週ほど遅れて第三日曜日の開催となりました合同慰霊祭でしたが、とても大勢の方にご来園いただきました。多くの方にお席を用意できず申し訳ございませんでした。

立見となりました方にはご苦労をおかけましましたが、今年最後のお参りはより多くの子たちが見守り、また見送られたよい供養となりました。

和尚の法話は「臘月三十日」。臘月とは十二月の別名です。我々には忙しいイメージの「師走」のほうがまだ馴染みがありますが、臘月には年の終わりだけでなく人生や命もニュアンスとして含まれるそうです。

地球が誕生してから今までを一年に例えると20世紀からまだ1秒程度、という例えは聞いた事があります。宇宙のスケールになるともう言わずもがな、という感じですね。

子供の頃はお正月が待ち遠しかったのに、大人になるとあっという間です。先日から始まったラジオの「冬休み子ども科学電話相談」の天文や恐竜の先生の言葉に耳を傾けると、人生の短さと子供の時間感覚には眩暈を感じそうになります。

本年も皆様に支えられて多くの子たちを送ることができました。

来年もまた、私たちを癒してくれるペット達が潤してくれたそれぞれの方々の時間 (それは宇宙からみたらほんの一瞬かもしれませんが) と想いに向き合いながら、日々を大切にしてゆきたいですね。

平成30年も、つつじ動物霊園をどうぞよろしくお願いいたします。

2017年12月29日
園長